億劫(おっくう)

幼い頃、大人がよく使う言葉でイマイチ ぴんとこないのが〝億劫〟でした。。

大人達がなにかする前に、「おっくうだねぇ~」って言う度、

「うん????????」って感じだったなぁ~(笑)

なんとなく意味がわかってからも、「なぜそんな伝わりにくい言い方をするんだろう?」って。。。。

たとえば、〝気が乗らない〟とか〝面倒くさい〟とかほかの言い方があるのにって。

で、最近それを思い出し〝億劫〟を調べてみると・・・・。

 

億劫ってちゃんと語源があるのを知ってましたか?

億劫という言葉でしか言い表せない場面がちゃんとあるんですよ!

 

ここは引用サイトではないので(笑)軽く説明すると、億劫は元々 仏教語で非常に長い時間を表した言葉だそうです。

億劫の〝劫〝の字は、サンスクリット語の「kaipa カルパ」の音写文字で「劫波」を略した文字だそうで、非常に長い時間を表した文字とのこと。また、「kaipa カルパ」という言葉はヒンドゥー教でも使われていて、よく分らないので詳しい話は省略しますが(笑)、「一劫」の長さは43億2000万年と言われているそうです。

どちらにしても途轍もなく長い時間という意味です。

さらに億劫はその一億倍・・・・想像すらつかない・数値にできないほど長い時間ということになります。。。

 

つまり億劫という言葉を使う場面は、始める前からその作業や行動をやりきるには、〝大変な時間が掛かることが分っているため〟気が乗らなかったり、面倒なときに使用する言葉ということになります。

はぁ~大変勉強になりました。。。。。

僕のまわりの大人達・・・意味分かって使ってたのかなぁ~。(笑)