実家にある大きな〝夢〟の額縁
ひとに誇れるものなど ほぼ無いに等しいが、同姓・異性問わずある程度
仲良くなった人に漏れなくするエピソードトークがある。
あまりその話を聞きたい感じないではない人にも漏れなくだ(笑)
酉年生まれで今年48才になる僕がまで中学生のころ、
僕の実家は北海道の道北地方にある人口5,000人ほどの田舎町だ。
それは1980年代初めのはなしで、今よりも何倍も〝大鵬〟の
ネームバリューが高かった頃の話である。
小さい町は大パニックになり、町中の色紙は売り切れ、知らない
人達が勝手に家に上がりこみ記念撮影をしていた(笑)。
大鵬は何しにそんな田舎にきたのか?僕をスカウトしに来たのです!
中学生としては大柄だった僕(たしか、身長178㎝ 体重90㎏くらいだった)を
当時 既に相撲部屋の親方だった大鵬が、どこからか聞きつけ直接訪ねて
くれたのです。
結論から言うと、当時相撲に全く興味のなかった僕はその場できっぱりと
スカウトを断りました。
ただ、その時の記念にと僕の家族と写真を撮ってくれ、〝夢〟と大きく書かれ
大きな手形を捺した額縁入りのサインをくれました。。。
その時の〝大鵬〟は現役を引退し10年以上経っており、さらには脳梗塞を患った
後で左半身に麻痺が残っている状態でした。
しかし、角界随一の成功者のオーラは 現役時代をリアルタイムで見ていない
中学生の僕にもヒシヒシと伝わって。。。。
30年以上経った今もその感覚は胸に残っています。
大鵬幸喜さんは2013年に死去されましたね。。。
中学生の僕に夢というものを伝えてくれた人でした。。。実家であの額縁を
見る度思い出します。。。